アドレスの重要性

正しいフォームを覚えたら、立っている状態からどのようにうまくフォームに移動するかを考えてみましょう。
アドレスはフォームを安定させるために非常に重要な技術になります。

目次

そもそもアドレスって?

アドレスとは、構えずに立っている状態から構えにはいるための移行動作のことです。
どんなに良いフォームを身につけていても、そのフォームに安定して入れなくては意味がありません。安定したフォームを安定して作れるようにするためには、そのための準備も安定させる必要があります。ある意味、アドレスもフォームの一部だと言っても過言ではありません。

アドレスを定める

ではここからは実際のアドレスの中身について見ていきましょう。
アドレスにもいろいろな哲学があり、人によって少しずつ内容は変わりますが、ここではポピュラーなものを紹介したいと思います。アドレスの動作を大きく分けると以下のようになります。

  1. グリップを決める
  2. 立ち位置を決める
  3. スタンスを取る
  4. 上体をつくる
  5. 上体を倒す

それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。

グリップを決める

ショットに応じて、レストの長さや必要なキュースピードなどを見積もり、グリップを決めます。

立ち位置を決める

グリップを決めたら、そのグリップで手球との距離を見積もって立ち位置を決めます。
少し遠い位置から近づくように立ち位置に入ります。このときに、必ずシュートラインに沿って手球の真後ろから入るようにしましょう。
慣れないうちは直立した状態でタップを手球ギリギリに近づけて、グリップアーム側の足を決めてもいいでしょう。

スタンスを取る

グリップと立ち位置が定まったら、スタンスを取って固めます。
ブリッジアーム側の足を開いてスタンスを取ります。

上体を作る

スタンスが固まったら、上体を作ります。
キューをブリッジに乗せながら肩や肘の位置関係を感じ取ります。空中で軽く素振りしてもいいでしょう。
ここではあまりガチガチにならずに、柔らかく上体を作ることをイメージしましょう。

上体を倒す

上体が作れたら、上体を倒してフォームに移行します。
キューラインを狙うラインにしっかり乗せることを意識します。
上体を倒していくとそれに合わせて視覚的に俯瞰から奥行きに変化していきます。イメージボール、接点、厚みといった狙いのイメージを視野の変化に合わせてしっかりとブレさせずに対応させます。

慣れてくると以上の動作の境はだんだんと薄れ、シームレスでスムーズなアドレスになっていきます。また、個人個人のフォームやスタンスに応じてその人に合ったアドレスの形ができてきます。ただしこれは、それらを適当にこなすようになるという意味ではなく、むしろ無駄を削ぎ落して本質だけに集中するためのものであると言えます。上級者やプロのアドレスは、流れるようにフォームに入りながらも、常に同じように行われるとても洗練されたものになっています。