薄い球は難しい
スロウは初級者にとって難関の一つです。スロウについて知らずにいると、シュートミスの原因の一つがいつまでも解決せず、厚みはあっているはずなのになぜ的球が外れるのか、という疑問がいつまでも解消しないことに繋がります。
薄い球はどうして難しいのか
薄い球は厚い球よりもシュートが難しいですが、どうして難しいのでしょうか。
様々な原因が考えられますが、主要な原因は以下の3つでしょう。
- 物理的にミスの許容度が小さい
- ポケットを視界におさめにくい
- スロウなどの影響度が大きい
これらの原因をそれぞれ詳しく説明していきます。
物理的にミスの許容度が小さい
薄い球は厚い球に比べて、ミスの許容度が物理的に小さいので、シュートが難しくなります。
その様子を図で見ていきたいと思います。

上図のような配置で的球をポケットの真ん中にシュートすることを狙うと、左の図のように青色のイメージボールで狙うことになります。ここでは、最も厚い球である全厚になっています。
コーナーポケットには球2個分前後の大きさがあるので、青いイメージボールのように全厚に当たらなくても、右の図の黄色から赤色のイメージボール分のミスの許容があります。黄色のイメージボールのところに当たればポケットの左いっぱいに入り、赤色に当たればポケットの右いっぱいのところに入ります。
これを厚みで見ると下の図のようになります。

厚みで見てもボール1.4個分程度の許容があることがわかります。
それでは手球の位置を変えて、少しずつ薄めの配置にしていきます。


薄くなっていくにしたがって、シュートが成功する厚みの範囲が小さくなっていきます。
このように、薄くなればなるほど、シュートが成功する範囲が小さくなっていく傾向にあるので、薄い球は難しくなると言えます。
ポケットを視界におさめにくい
全厚の配置であれば、構えたときに球越しに狙っているポケットが視界に自然と入ってきますよね。
これにより、自分がどのあたりを狙ってシュートしようとしているのかがわかりやすいと思います。
全厚以外でも、比較的厚めの配置であれば、球越しにポケットが見えます。
しかし、薄い球であると、構えに入ったときには視界から狙っているポケットが外れることが多いです。
そのため、今まさに狙っているところがポケットのどこにシュートすることにつながるのかを直接確認することができません。
そのため、薄い球では厚い球に比べて、事前により正確な狙いを付けてシュートする必要があり、難度が上がることに繋がります。
スロウなどの影響度が大きい
薄い球では物理的にミスの許容度が小さいため、わずかな狙いのズレや、的球の進路のズレがシュートミスに繋がります。
そのため、厚い球に比べて薄い球ではよりスロウやヨレなどの外乱の影響が大きくなると言えます。