ビリヤードの道具の名称

まずはビリヤードに関する基本的な名称を覚えましょう。
これから様々なことをお話しする際に、どうしても道具の名称は避けて通れません。
ここでは最低限必要だと思う道具の名称を紹介します。

目次

ビリヤードテーブル(台)

上の図は通常よく目にするビリヤードテーブルの俯瞰図です。
大きな石板を複数連結したものに、ラシャ(クロスともいう)と呼ばれる布が張ってあります。
石板でできているため、ビリヤードテーブルは非常に重く、400kg程度もあります。

①フット
  台の短辺のうち、球を集める側のことです。
  ポケットに落ちた球が集まってくる球受けがついている側です。
  ゲームをはじめる際に組むラックは、必ずこちら側に組みます。
②ヘッド
  フットと反対側の短辺側のことです。
  ブレイクショットを行うときには、必ずこちら側から行います。
③レール
  テーブルを囲んでいる枠です。
  フット側の短いレールをフットレール、ヘッド側の短いレールをヘッドレールと呼びます。
  また、台の長辺に位置する両側の長いレールをサイドレールと呼びます。
④ポイント
  レールに等間隔についている目印です。距離をはかるときに使います。
⑤ポケット
  台の端に6つある穴です。台の4隅のポケットをコーナーポケット、
  それぞれのサイドレールの真ん中にある2つのポケットをサイドポケットと呼びます。
  コーナーポケットよりもサイドポケットのほうが僅かに大きくなっています。
⑥クッション
  三角形のゴムにラシャを張ったもので、プレイエリアを囲うようにレールに
  ついています。プレイエリア上を転がる球はこのクッションによりプレイエリアの端で
  跳ね返されることになります。
  台の短辺のクッションを短クッション、長辺のクッションを長クッションと呼びます。
⑦フットポイント
  フット側のシールが貼ってあるところです。
  多くのゲームでここを目印にラックを組みます。
  フット戻しとなった球はこの上に戻します。
⑧センターポイント
  台の中央にあるポイントです。
  球が設置しやすくなるようにシールが貼ってあることが多いです。
⑨ヘッドポイント
  ヘッド側のポイントです。
  ヘッド側の2ポイントラインの交差点ですが、あまり使わないので、
  シールなどが貼ってあることはあまりありません。
⑩ヘッドライン
  ヘッド側の短クッションから2ポイントのラインです。
⑪ロングライン
  フットポイントを通る長クッションに平行なラインです。
⑫キッチン
  ヘッドラインからヘッド側短クッションまでのエリアです。
  多くのゲームでこのエリア内からブレイクショットを行います。
  ヘッドライン内エリアとも呼ばれます。

球(ボール)

ポケットビリヤードでは最大で16種の球を使います。

白い球を手球(または白球、キューボール)と呼び、プレイヤーが直接撞くのは基本的にこの球のみです。
その他の球を的球(または先球、オブジェクトボール)と呼び、1~15の数字が書いてあります。
的球はその見た目から、1~8をソリッドボール、9~15をストライプボールと呼びます。
色もソリッドボールに8を足した番号のストライプボールの色が同じものになっています。
例えば、1が黄色であれば、9は黄色のストライプになります。
色はメーカーによって変わりますが、下記が一般的です。

  • 1と9:黄
  • 2と10:青
  • 3と11:赤
  • 4と12:ピンク または 紫
  • 5と13:橙
  • 6と14:緑
  • 7と15:茶 または 臙脂(えんじ)
  • 8:黒

キュー

球を撞くための棒のことを「キュー」と呼びます。
ここでは、キューの各部の名称を見ていきます。

キューは真ん中で2つのパーツに分解できる2ピースキューが主流でほとんどがこのタイプです。
先端側をシャフト、後ろ側をバットと呼びます。
①タップ
  手球に直接触れる部分です。
  革や樹脂で作られています。
  先端の曲率(まるみ具合)や材質によって大きくプレイに影響します。
  英語では「tip」と書いて「ティップ」と読むのに、日本ではタップと呼んでいます。
②座
  タップと先角を取り持つ部分です。
  最近はタップにくっついていたりして独立していることは少ないです。
③先角
  タップを取り付けるための保護部分です。
  主に撞き心地や撞音などに影響します。
④リング
  シャフトの装飾です。
  バットは煌びやかなことが多いですが、シャフトはここのワンポイントが多いです。
  バットとあわせるとかっこいいです。
⑤ジョイント
  シャフトとバットをつなぐ部分です。
  シャフト側が雌ネジ、バット側が雄ネジになっていることが多いです。
⑥リング
  バット側にもリングがあります。
  シャフトとそろえるとかっこいいです。
  グリップ前後やキュー尻あたりにも入っていることもあります。
⑦フォアアーム
  キューの装飾が美しい部分です。
  プレイではほとんど使いません。
⑧グリップ
  キューをプレイヤーが持つ部分です。
  糸(リネン)や革、ゴムなどが巻いてあることが多いです。
  何も巻いてない場合にはノーラップと呼びます。
⑨キュー尻
  バットスリーブやバットエンドとも呼ばれます。
  グリップよりも後ろの部分で装飾が入っていたりします。
  フォアアームと並んでキューの美しさを見せる部分です。
  中にはウェイトボルトというネジが入っていて、キューの重さや重心を調節できます。
⑩バンパー
  尻ゴムとも呼ばれます。
  キューを立てたときにキューが傷つかないようにするための保護パーツにあたります。

メカニカルブリッジ(レスト)

手球が遠いときなど、手でブリッジを組んでショットすることが難しいときに用いる補助道具です。
使うのがカッコ悪いなどと言う人もいますが、世界のトッププロでも使うときは使います。
ただし、手で直接ブリッジを組んでショットするよりも加減や撞点が難しくなります。

チョーク

滑り止めです。
タップに塗ります。
だいたいのお店でハウスチョークがあり、無料で使えます。
できるだけ毎ショット塗るように心がけましょう。

座布団(ザブトン)

ブレイクショットを行う際に下に敷く、保護シートです。
ラシャの切れ端(上の写真)や細長いフィルムなどいろいろあります。
ラシャを破くと大変なことになりますので、必ず敷きましょう。